
梅雨に入った途端


以前コメントで晩抽品種のクセや特性などを質問されたので、僕的な感想を書きたいと思います。
2019年5月に収穫をした品種は龍まさり・華の宝山・初夏扇2号(去年の作付段階で初夏扇2号は一般販売されていなかったような気がします)
挿しでの定植で龍まさりは9月頭、ほかの2種は10月頭。苗の生育が悪く本来9月半ば以降の定植だと5月に仕上がらないので廃棄も考えましたが、試験もかねて定植しました。
生育段階の特徴としては、ほかの方がネットで書いた人もいましたが華の宝山が病気が入りやすい感じに思えました。ほかの2品種に比べても入りが早かった印象があります。
定植が早かった分、龍まさりは4月の半ばには2L・Lの出荷レベルに仕上がり、ほかの2品種も暖冬の影響かGWにはL・Mですが仕上がってきました。
坊主の出具合ですが、龍まさりが1番初めに出てきて華の宝山・初夏扇2号が同じくらい。ただ例年の感覚で言うと定植時期が同じなら多分3品種とも同じタイミングだと思います。※ちなみに仲間の羽緑も1〜2日くらい遅かったくらいです。
品種・気候・ストレス・肥料などでも変わりますが、坊主が出るタイミングはうちの地域ではGW明けくらいからです。
なので、そこから先は全体が一斉に出てきてしまうか、出方にムラがあるかで変わってきます。
一斉に出てしまうタイプはすぐに収穫できなくなってしまいますが、ムラがあるタイプは出てきてないねぎを暫く収穫できます。
今回の収穫はまさり→宝山→初夏2→まさりでした。
出始めが早かったのでまさりから取り始めましたが、宝山・初夏2の出始めてからのペースが速くなおかつ宝山は一斉に出る感じだったので…💦
ただこれも今年の場合で、去年はまさりも一斉にでました💦💦
羽緑は春先に節間が一気に伸びるので、うちではあまり使いませんが安定性があるのはやっぱり羽緑ですね。龍まさりは好んで使っていますがここ数年安定性に欠けています。
自分の中での順位建てはありますが、出るタイミング・出方などの考え方が人それぞれなのでここでは控えます。
あるメーカーでは極極晩抽性の品種が何年も試験されています。ただ千葉・茨城方面ではGW明けからトンネルの初夏ネギが出荷できるのでその辺の兼ね合いも大事です。
自分がどの作付メインで出荷していくのか見極めも大事ですね❗
ではまた

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